そろそろこの戦いに終止符を...!アメリカ英語vsイギリス英語の激しいバトル
こんにちは。
Azusaです。
留学先を決めたり
英会話の参考資料を探すときに
一度は立ち止まりますよね。
アメリカ英語がいいのか、
はたまたイギリス英語が良いのか。
「学校ではアメリカ英語を習ってきたけど・・・
だけどイギリス英語の方が発音しやすいらしい・・・?」
いつまでたっても決着がつかない
「アメリカ英語vsイギリス英語」
このバトル。
実は英語の本質を見抜いていれば、
あなたが必要とする英語が
なんなのかがわかります。
もしこの二つの英語の間で揺れるあなたは、
中途半端な英語力のまま
成長を止めてしまうことになります。
なぜなら
「英語」という言語がそもそも何なのか
理解していないから。
それが理解できていなければ、
言語の面白さ・楽しさを知らず、
「勉強」としての言語を
これから先も続けることになるのです。
もしあなたが
英語の本質を理解できていれば、
真の意味で英語を習得できた、
と言えるでしょう。
あなたが習得したい英語が何なのか、
簡単に見つけることができます。
だってこのバトル、
本当にくだらないのですから。
何がくだらないかって?
英語には正解がないのに
2つの間で良さを比較してしまっていること。
そもそも、
英語はイギリスで生まれ
のちのアメリカ人となるイギリス人が
アメリカ大陸に持ち込んだ歴史があります。
この点で考えると
「正しい英語」=イギリス英語
と言えてしまいます。
しかし、
それぞれの国で英語は定着し
それぞれの特徴をもって進化しているのです。
もはやアメリカ・イギリスに
とどまる話ではありません。
歴史の関係上、
イギリス英語の影響が強く残る英語を話す国は、
アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、インド、香港、マレーシア、シンガポール、南アフリカ、西アフリカ、マルタ
アメリカ英語の影響が強く残るのは、
と分けられます。
しかし、
発音の仕方やスペルはルーツとして
根底に残るものの、
それぞれの国が全くと言っていいほど
違う英語を話すのです。
例えば
イギリス英語ルーツでご近所同士の
オーストラリアとニュージーランドを比較。
ビーチサンダルのスラングは、
オーストラリア: Thongs
ニュージーランド: Jandals
それぞれの特徴といえば、
オーストラリア:言葉を省略しがち。
e.g.) chocolate → choccy
avocado → avo
ニュージーランド:言い回しが特徴的。
e.g.) sweet as. (いいね。)
bro / cuz / mate (友達・仲間に対して)
全く違いますよね。
もはや私たちは
英語をアメリカかイギリスかの2つに
分けることはできないのです。
カナダ英語、オージー英語、ニュージー英語、シングリッシュ・・・
それぞれの国の歴史と文化が
それぞれの今の英語を作っているのです。
つまり、
どの英語がいいのか・正しいのかという
優劣は言語の間にはないのです。
では、
どの英語をこれから学ぶか決めるには
どうしたら良いか。
英語に良し悪しはない
という話をした上ですが、
「日本人にとって学びやすいもの」
というのは存在します。
それはあなたの状況によって違います。
1、TOEICの点が欲しい
→アメリカ英語をお勧めします。
テストの中では他の英語は出てくるものの、
リスニングのほとんどがアメリカ英語。
リーディングのスペルもアメリカ英語。
応用として
イギリス英語の特徴を
YouTube等で抑えられるといいです。
2、留学する
→直感で好きな国を選んでみて。
適当に聞こえますが、
スペルや発音は違えど
英語には変わりありません。
その国の英語が習得できれば
他の国の英語も
理解できるようになります。
ただし、
「イギリス英語は発音しやすい」
という迷信に
惑わされないでください。
“R”の音が脱落する分
簡単と思われがちですが、
イギリス英語の子音の特徴は
思っているよりも掴みにくいのです。
3、とにかく英語で勉強したい
→どちらかといえばアメリカ英語
やはり私たちは
アメリカ英語を習ってきたので
学習上転びにくい。
そして何より、
アメリカ英語が使われる教材が
はるかに多い。
4、趣味としての英語
→いろんな英語にも触れるべきでは?
英語が趣味となるのであれば、
“言語として楽しむ”
ことになるでしょう。
言語=文化です。
いろんな英語に触れて
それぞれの文化の面白さを見つけることも
とても楽しいですよ。
英語はことばです。
京都弁と大阪弁の間に
正解・不正解が無いように、
アメリカ英語とイギリス英語にも
正解はありません。
Waterを
ウォーラーと発音しようが
ウォーターと発音しようが
英語という言葉には変わりないのです。
それぞれの英語がそれぞれの場所で
スタイルも聞こえ方も違うから
面白いのです。
だから今、
ことばとしての英語の意味を
考え直してみてください。
アメリカ英語vsイギリス英語のバトルは
平和に終戦を迎えます・・・!
今まで
イギリス英語かアメリカ英語か
惑わされていたことが
くだらなく思えてくるはずです。
これであなたは
英語の本質を見抜けるようになったでしょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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